“太陽のエネルギー”をもつと言われるシトリンと“愛の象徴”のルビーを留めたいと思ったのは、私にとっての甥っ子(妹の子)が太陽のエネルギーを得て、元気いっぱい育ってくれますようにという願いと、母になった妹の子どもへの愛を表現したいと思ったからです。シンバが「王様になるのが待ちきれない」を歌うシーンをデザインしたのは、少年の憧れを歌うシンバのように、甥っ子たちにもそれぞれの夢や憧れを大切にしてほしいと願ったからです。揺れる尻尾には、ネコ科の動物が気持ちが落ち着いているときや機嫌のいいときにゆらゆらと尻尾を揺らすことから、穏やかな気持ちでいられるような日々を妹家族が過ごせるよう願いを込めました。