
ペアリングを結婚指輪の代わりに着用するのはあり?両者の違いやペアリングの活用方法を解説!
デザイン性が高く、リーズナブルであることから、ペアリングを結婚指輪の代わりにするカップルもいるようです。「できるだけ出費を抑えたい」「カジュアルなデザインの結婚指輪がいい」といったカップルにとって、ペアリングは魅力的な選択肢になります。一方で、「結婚指輪の代わりにペアリングを選ぶのはありなの?」と感じている方もいらっしゃるでしょう。今回は、結婚指輪とペアリングの違いなどについて、お伝えしていきたいと思います。
- ペアリングと結婚指輪の違い
- 結婚指輪の文化はいつから?
- ペアリングを結婚指輪の代わりにするのはあり?
- 結婚指輪購入後のペアリングの活用方法
- ペアリングと重ね着けするときの結婚指輪の選び方
- 結婚指輪を買うならケイウノ
- まとめ
ペアリングと結婚指輪の違い

ペアリングとは、文字どおりカップルで身に着けるお揃いの指輪(ファッションリング)のことです。結婚指輪もお揃いの指輪ではありますが、ペアリングとはさまざまな点で違いがあります。
ペアリングと結婚指輪は「デザイン・素材」が違う
結婚指輪は日常使いをすることが前提なので、シンプルなデザインが多く、プラチナやゴールド(K18)など、耐久性に優れた素材が使われます。一方、ペアリングはファッションアイテムとしての側面が強く、意匠性が重視されます。結婚指輪の素材ほど耐久性のない、シルバーや真鍮を使ったものが多くあります。
ペアリングと結婚指輪は「着ける指」が違う
結婚指輪は左手の薬指に着けるのが一般的で、既婚者であることを周囲に認知してもらうという意味もあります。一方、ペアリングを着ける指に決まりはなく、着けたい指に自由に着けることができます。
ペアリングと結婚指輪は「着ける期間」が違う
結婚指輪は生涯にわたって着け続けるものであり、長く使うことを考慮してデザインや素材が決められています。一方、ペアリングは一般的なジュエリーと同じように、好きなときに自由に身に着けるもので、着ける期間に決まりはありません。
ペアリングと結婚指輪は「着けるシーン」が違う
結婚指輪は日常的に身に着けるものであり、職場やフォーマルな場で着けていても問題はありません。ペアリングも気軽に身に着けられるジュエリーですが、華美なものは職場や葬儀などでマナー違反とされる場合があります。
ペアリングと結婚指輪は「アフターサービス」が違う
結婚指輪は長期間使うことが前提なので、多くのジュエリーショップでサイズ直しや修理、メンテナンスのサービスが提供されています。一方、ペアリングはサイズ直しや修理が難しいものも多く、結婚指輪ほどアフターサービスが充実していないのが一般的です。
アフターサービス | 結婚指輪・婚約指輪の K.UNO(ケイウノ)
結婚指輪の文化はいつから?

結婚指輪の文化は、古代エジプトに起源があると言われています。古代エジプトでは丸い円形は「永遠」の象徴とされており、指輪は終わりのない愛のシンボルだと考えられていました。これが結婚指輪の始まりだとされています。
その後、古代ローマにも結婚指輪の文化が受け継がれ、婚約者に鉄の指輪を贈る習慣が広まりました。中世ヨーロッパでは、結婚指輪の文化がさらに発展し、教会での結婚式が普及するのにともない、宗教的にも結婚指輪が重視されるようになっていきます。また、ダイヤモンドの採掘技術の進歩により、結婚指輪にダイヤモンドが用いられるようになっていきました。
日本に結婚指輪の文化が広まったのは、明治時代後半から大正時代にかけてと言われています。当時は西洋文化の流入が盛んな時代で、特に上流階級ではキリスト教式の結婚式が行われるようになり、結婚式の一環として指輪交換が定着していきました。戦後、西洋のライフスタイルはさらに浸透し、結婚指輪もより一般的な文化として広まっていきました。
ペアリングを結婚指輪の代わりにするのはあり?
デザイン性が高く、リーズナブルであることから、ペアリングを結婚指輪の代わりにするカップルもいます。「ペアリングを結婚指輪として使っていいの?」と疑問を感じる方もいらっしゃると思いますが、二人が納得しているのであれば問題はありません。
結婚すると、結婚式や新婚旅行、新生活のための家具・家電の購入など、何かと出費がかさみます。そのため、結婚指輪の費用を抑えて他の費用に回したいという理由から、ペアリングを選ぶカップルもいます。また、交際中に二人で使っていたペアリングに愛着を持っており、「そのまま結婚指輪として使っていきたい」という意見も聞かれます。
ペアリングを結婚指輪の代わりにする懸念点を挙げるとするなら、指輪としての「実用性」や「耐久性」です。結婚指輪は、基本的に着けっぱなしにするものであり、毎日、そして生涯にわたって着け続けていきます。長く使っていくものであるからこそ、結婚指輪は実用性や耐久性が重視されており、サイズ直しや修理、メンテナンスなどのアフターサービスも充実しています。
一方で、ペアリングはあくまでもファッションアイテムとしての意味合いが強く、デザイン性に優れている一方で、実用性や耐久性には不安があります。たとえば、日々の家事や仕事で変形・変色してしまったり、サイズが合わなくなったときにサイズ直しができなかったりと、結婚指輪として使うには不向きな点が多々あります。長く使っていくことを考えるなら、結婚指輪として販売されているものを購入したほうが安心なのは間違いありません。
結婚指輪購入後のペアリングの活用方法

結婚指輪を購入してからも、交際中に身に着けていたペアリングを使っていきたいという声はよく聞かれます。このような方におすすめしたい、ペアリングの活用方法をご紹介します。
活用方法① 違う指にペアリングを着ける
結婚指輪を着ける左手の薬指以外にベアリングを着ける方法です。たとえば、右手の薬指にペアリングを着けたり、結婚指輪に寄り添うように左手の中指にペアリングを着けたりするのも素敵です。結婚の証である結婚指輪と、思い出の詰まったペアリングの両方を身に着けることで、二人の歴史に「つながり」を持たせることができるでしょう。
活用方法② チェーンを通してネックレスにする
これまで身に着けていたペアリングをチェーンに通してネックレスにするのも、素敵なアイデアです。ペアリングをペンダントトップにすることでファッションのアクセントになりますし、洋服の中に隠し、肌身離さずお守りのように身に着けるのもいいでしょう。ジュエリーショップによっては、ペアリングをネックレスにするリフォームに対応しているところもあります。
活用方法③ 紛失が心配なときに結婚指輪の代わりに着ける
夫婦で旅行やアウトドアなどに出かけるときは、結婚指輪の紛失が心配されます。このようなときに結婚指輪を外して、代わりにペアリングを着けていく人も多いようです。結婚指輪を外していけば失くす心配はありませんが、指輪に慣れていると、指輪がない手元に違和感を覚えるものです。このような場合は、代わりにペアリングを着けていくことをおすすめします。
活用方法④ 結婚指輪と重ね着けする
結婚指輪とペアリングを同じ指に重ね着けすることで、手元のおしゃれを楽しむことができます。シンプルな結婚指輪に意匠性の高いペアリングを重ね着けすることで、洗練された印象を演出できるでしょう。
最近は、結婚指輪と婚約指輪の重ね着けを楽しむ人も増えています。結婚指輪と婚約指輪の重ね着けに関しては、以下の記事で詳しく解説しています。
結婚指輪と婚約指輪は重ね着けしてもいい?メリットやおしゃれに着けるコツを紹介
ペアリングと重ね着けするときの結婚指輪の選び方

ペアリングと重ね着けすることを前提に結婚指輪を選ぶ際は、以下のポイントを意識するようにしましょう。
選び方① ペアリングと似たデザインの結婚指輪を選ぶ
結婚指輪とペアリングを重ね着けする場合、ペアリングと似たデザインの結婚指輪を選ぶことで統一感が生まれます。ペアリングがストレートタイプなら結婚指輪もストレートタイプに、ペアリングがS字デザインなら結婚指輪もS字デザインにすることで洗練された印象になり、手元をきれいに見せることができます。
選び方② 2つのリングの幅のバランスをとる
ペアリングの幅が太い場合、結婚指輪も同じように幅が太いものを選ぶと、重ね着けをしたときにボリュームが出すぎて重たい印象になってしまいます。このような場合は、リングの幅が細い結婚指輪を選ぶことで、重ね着けをしたときのバランスがよくなり、手元の美しさがより引き立ちます。ペアリングが細い場合も同様に、幅が太めの結婚指輪を選ぶことで自然なコントラストを演出できるでしょう。
選び方③ 実際に重ね着けをして印象を確かめる
ペアリングと結婚指輪がそれぞれ魅力的なデザインでも、重ね着けをしてみると違和感を覚えることがあります。結婚指輪を試着するときは、実際にペアリングを重ね着けしてみて、手元の印象を確認することが大切です。つのリングが調和して相乗効果が生まれるよう、ジュエリーショップのスタッフにアドバイスをもらうのもいいでしょう。
結婚指輪を買うならケイウノ
ケイウノは、これまで50万組以上のカップルの細やかなご要望にお応えしてきたジュエリーブランドです。
自然の強さ、優しさ、美しさに理想の姿を見出して生み出されるデザインが、ケイウノの結婚指輪です。内甲丸仕上げによる極上の着け心地や、耐久性の高い金属の配合など、見えない部分にまでこだわり抜いて製作しています。店舗には、オリジナルデザインの結婚指輪を豊富に取りそろえているほか、アレンジオーダー、フルオーダー、リフォーム、手作りなどのサービスもご用意していますので、ぜひお気軽にご来店ください。
まとめ
結婚指輪は「結婚の証」として生涯身に着けていくものです。一方、ペアリングはファッションを楽しむためのアクセサリーです。長く身に着けることが前提の結婚指輪は、実用性や耐久性に優れているのに対し、ペアリングはデザイン性が高いものの、実用性や耐久性はそれほど考慮されていません。「ペアリングを結婚指輪の代わりにする」という選択は、二人が納得していれば問題はありませんが、生涯にわたって使い続けていきたいのであれば、結婚指輪を選んだほうが安心です。
結婚してからも愛着のあるペアリングを使っていきたいという方は、本記事でご紹介したような、結婚指輪と重ね着けをしたり、ネックレスにリフォームしたりといった方法を検討してみてはいかがでしょうか。