色鮮やかな七宝や樹脂が魅力のジュエリー

こんにちは。宣伝担当の菊地です。
今回は、6/4に発売した『ハミングバード ~プリカジュール~』に使用している七宝についてご紹介いたします。

【七宝とは?】
“七宝”とは、ガラス質の粉を高温で焼き付けて美しい色を生み出す表現技法のこと。
色あせず宝石のような美しさを持つことから古くから伝統工芸・技法として愛されています。
その歴史は古代エジプトに始まるといわれ、ジュエリーではルネラリックをはじめとして19世紀のアールヌーヴォー期に素晴らしい作品が数多く存在しています。
ガラス質で光を通すため、透明感や凛とした風合いが魅力です。

【ケイウノの七宝技術】
ケイウノでは、自社工房で七宝の加工を研究し、伝統の継承と新たな開発を行っています。
2015年には初めて、七宝を用いた『ファルファッラ・スプレンディド』のシリーズを発売。

それ以来、ご愛顧いただいているジュエリー愛好家の方々にもオーダーメイドで七宝のジュエリーをお任せいただいてきました。

【七宝ってどんな風に作られるの?】
今回は、実際に職人が七宝の加工を行っている様子を一部ご紹介します。

▼まずは、ベースとなる金属を空焼きするところから始まります。空焼きすることで七宝がのりやすくなります。

▼こちらが、色の元となるガラスの粉を溶いた釉薬。金属の上にのせていきます。

▼デザイン画を確認しながら、丁寧に手作業でのせていきます。

▼釉薬をのせたあと、また炉に入れて熱します。
のせては熱して、というのを4~5回繰り返し、少しずつ色を重ねていきます。
ここが一番時間をかけて行う、重要な加工です。

▼いよいよ完成が近づいてきました。

▼最後は金属部分を綺麗に磨いて…

▼無事に完成です。

このように、七宝のジュエリーは一点一点手作りであり、焼成したときの状態によって色の出方も変わるため、一点ものの魅力があります。

【美しいハチドリを表現する技術】
羽の部分は、金属枠の中に七宝をほどこす「プリカジュール」という技法で、光が透けてみえるステンドグラスのような作りになっています。
胴の部分は、金属のベースの上に七宝をほどこす「シャンルーベ」という技法なのですが、よくみると、七宝の奥に羽の模様が透けてみえるのがポイントです。

さらに、ハチドリは赤い花を好む習性があることから、鮮やかなレッドスピネルを花に見立てたのもケイウノのこだわり。綺麗な差し色になっています。
隣の席の鳥好き上司は、“小さな足までちょこんと作りこんでいるのも可愛いところ”と愛でていました。

七宝の、職人が一つひとつ手作業で作り上げる美しい色彩。
カラーストーンやダイヤモンド、貴金属とはまた違う魅力があり、ケイウノが大切にしている表現技法です。
ケイウノでは、オリジナルコレクションのほか、七宝を用いたオーダーメイドジュエリーの製作も承っています。デザイン提案は無料ですので、ご興味あればご相談ください。
現在開催中のサマージュエリーフェア特設ページでも、色鮮やかなジュエリー達をご紹介中です。

>サマージュエリーフェア開催中

 

 

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