嗚呼 職人

こんにちは。

酒酔い職人です。

今回は職人業の話を少し。

私のジュエリー加工机がこちら。

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ヤスリがあったり、ヤットコ、ヘラ、ロールサンダーなどなど、へんてこりんな名前の工具がバラバラとしているように見えますが、、、職人それぞれに使い勝手の良い配置で工具を並べてあることがほとんどです。

オーダーメイドでジュエリーを作るって、いつも同じ工具や同じ手順で制作するわけではないので、なかなか整理整頓が難しいんですよね。。。

「机が汚いと綺麗な物なんて作れないぞ!」って昔怒られました。

ブルブル。。反省。。

で、どんな職人も共通しているのは真ん中にある長細い板!

「すり板」

いう名前なのですが、ジュエリー制作はとても細かい物を持ったり抑えたりするので、加工しやすいように「抑え側」を加工するんですね。

指輪を抑えるとこんな。                                                45自分が抑えやすいようにこの「すり板」をすって加工していくのです。

なので

どんどん削れていって、私の10年選手がこちら。66

短っ!!

先端の形も本人しか分からない使い勝手の良さがあるんです。

職人によって形や長さが違っていて、個性も現れていて、いろいろな職人のすり板を見ると面白いのですよ。

ジュエリー工房を覗く機会があったらチェックしてみてください。

20歳代前半に、この「すり板のおもしろさ」を彼女に語ったら

「ふ~ん。。。。で?」と冷たい目をされました。

嗚呼 職人。。