ケイウノ・クオリティー基準

こんにちわ。

酒囲い職人です。

 

今日は真面目に本職の話をしたいと思います。

お酒というのは、、、、、、、、、、、、ではなく、、、、ジュエリーというのはデザイン同様にクオリティーもとても大切なのです。

「クオリティー基準」をどのポイントに据えるか。

それは各ブランドによって違いはありますが、ケイウノ・クオリティーでは「繊細なデザインであっても耐久性や機能性をしっかりと考えている」こともその基準の一つです。

 

例えば、エンゲージ・リングで大切な部分は主に宝石が留まる部分(石座)だと思います。石座が宝石の大きさにあっていない、または宝石を留める部分(爪)の形状が適切でないと、宝石が緩みやすくなってしまいます。

せっかく素敵な思いを込めて贈られたエンゲージ・リング。

宝石がゆらゆらゆらゆら、、、、悲しくありませんか?

 

こちらは私の知り合いが持っていた某有名ブランドのエンゲージ・リングで、横から照明にかざして撮った写真です。他者

 

宝石に対して石座が大きく(赤矢印)、宝石を留める爪もただの棒状で宝石と爪が接していない。4本ある爪のうち2本は「浮いて」いました(青矢印)。そしてカタカタカタカタと宝石が動いてしまいます。

 

ケイウノ・クオリティー基準ではダイヤモンドに対して、このような造りはしません。同様の撮影方法でケイウノのエンゲージ・リングを撮りました。

図2

ダイヤモンドと石座(にあたる部分)、爪との間に隙間がなく、しっかりと金属が包み込むようにダイヤモンドを留めているのがわかるかと思います。

正面から見るとこの2つのジュエリーは同じ4本の爪で宝石を留める技法で、デザイン的にも同じ、爪の大きさ、側面から見たときの爪の細さもほとんど同じように見えるでしょう。

爪は細く小さいほうが宝石の輝きの邪魔になりません。それはジュエリー加工を行う上での常識的なセオリーです。そこはケイウノもまったく同じです。

しかし、ほとんど見えない、わからない部分をどのような形、精度で処理しておくのか。そこがジュエリーの輝きが長続きするかどうかを決めます。

 

ケイウノの石留は習得するまでにかなりの練習量が必要になり、育成も大変。そして作業時間もかなりかかります。

しかし、私たちケイウノのクラフトマンシップはケイウノコンセプトである「お客様に特別な感動と喜びを送り続ける」ために手は抜きません。

見た目は繊細でも耐久性、機能性をしっかりと考えて細かい部分までこだわっています。アフターメンテナンスの永久無料保証も行っていることも、お客様にいつまでも美しい(状態の良い)ジュエリーを身に着けてもらいたいという願いが込められているからです。

耐久性を考えて作ってあります。なので安心して身に着けてください。でも、ジュエリーは基本的に繊細なものです。

ちょっと気にしてあげて。

そしてメンテナンスにお持ちください。新品同様のジュエリーに僕たちクラフトマンが戻します。